虚言癖について

虚言癖について

世の中には多種多様の人間がいます。

この本によると病的な嘘をつく人間(虚言癖)=悪い人間というよりは、そういう方はパーソナリティ障害という病気の可能性があるとの事です。

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本から抜粋

虚言癖の人間は下記3つのパーソナリティ障害(精神疾患) の可能性があるとの事。

①自己愛性パーソナリティ障害

②演技性パーソナリティ障害

③境界性パーソナリティ障害

各タイプの特徴

自己愛性パーソナリティ障害

  1. 自分の価値を誇大的に評価している。
  2. 夢想にとらわれている。
  3. 自分は特別な存在だと信じている。そんな自分を理解できるのは特別な人だけだと信じている。
  4. 過剰な賞賛を求める。
  5. 特権意識を持っている。
  6. 自分の利益のために巧みに人を利用する。
  7. 人への共感性に欠ける。人の人格や気持ちを無視する。
  8. 嫉妬する。または人が自分を嫉妬していると思い込む。
  9. 尊大で傲慢な態度や行動。

演技性パーソナリティ障害

  1. 自分が注目の的になっていないと気がすまない。
  2. 異性の誘惑・挑発が目立つ。
  3. 表に出る感情が変わりやすく浅薄。
  4. 常に外見に気を配って人の気を引こうとする。
  5. 大袈裟で中身のない話し方。
  6. 自己をドラマチックに見せる。芝居がかった態度。感情表出が大袈裟。
  7. 暗示にかかりやすい。
  8. 自分と人との関係を実際以上に親密だと考える。

このような演技をする過程で、虚言が多く生まれていくのである

境界性パーソナリティ障害

  1. 見捨てられ不安としがみつき。
  2. めくるめく信頼と罵倒。
  3. アイデンティティ障害。
  4. 自己破壊的行為。
  5. 自殺リピーター。
  6. ムードスイング(不安や不機嫌が数時間・数日単位で来る)。
  7. うつろなこころ(慢性的な虚無感。自分をうつ病だと称することも多い)。
  8. キレる。
  9. 一過性「精神病」。

感想

仮に自分が想像もつかないとてつもない嘘をつかれても、全く理解出来ない嘘をつかれても、その相手を悪人だと考え、怒り狂う、落ち込む必要等ありません。なぜなら相手は病気の可能性があるからです。好きで病気にかかる人はいません。きっとその方の人生のどこかで何かがあったのでしょう。その結果病的な嘘をついた。

結論

病気の人を責める事はできません。そういう方の傾向を知っていれば、トラブルに巻き込まれる事も防げます。

特にビジネスマンは頭の片隅に上記傾向を入れておくのも良いかと思います。