燃える闘魂

燃える闘魂

今月は第3四半期の最終月です。我々の営業部隊はこの3ヶ月間懸命に営業活動してきました。月~土曜日ひたすら営業し続けました。 

そんな中でこの本を読みました
 
燃える闘魂/毎日新聞社

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■稲盛さんの事業を成功させるために時代や環境の違いに関わらず必要な12ヶ条
① 事業の目的、意義を明確にする
② 具体的な目標を立てる
③ 強烈な願望を心に抱く
④ 誰にも負けない努力をする
⑤ 売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
⑥ 値決めは経営
⑦ 経営は強い意志で決まる
⑧ 燃える闘魂
⑨ 勇気をもって事に当たる
⑩ 常に創造的な仕事をする
⑪ 思いやりの心で誠実に
⑫ 常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で

※特に燃える闘魂が大事との事。ビジネスの世界において、リーダーはどのような厳しい状況に遭遇しようとも、「絶対に負けない」という激しい闘争心を燃やし、その姿を部下に示していかなければならない。経営者は格闘技の選手にも勝るとも劣らないほどの気迫と闘魂が求められる。

・稲盛さんが会社を創業して間もない頃、温泉旅館を借りた経営セミナーに当時は大金である数万円を支払い参加。姿を現した本田宗一郎氏は作業着姿で登場し、開口一番にこんな事を言う。

「皆さんは、一体ここへ何しに来たのか。経営の勉強をしにきたらしいが、そんなことをするひまがあるなら、一刻も早く会社へ帰って仕事をしなさい。」「こんな高い参加費払ってくるバカがどこにいる」とまで言われる。

稲盛さんはそのような本田宗一郎氏に魅せられ、早く会社へ帰って仕事にとりかかろうと心にきめる。ものごとをなすためには、温泉に入って飲み食いしながら学ぶなどとはかけ離れた覚悟である、燃える人間にならなければならない。

・大切なことは、その闘魂が経営者だけのものなく、企業全体が「燃える闘魂」をもった集団であるべきなのである。経営者の意志である経営目標に対して、従業員全員が「やろう」と思うようなものになっているかどうかが大切。

通常従業員から自分たちが苦労するような、高い目標が率先して出てくることは滅多にない。しかしその高い経営目標をボトムアップで従業員のほうから上がってきたものとするの。そのためには、常日頃から大きな目標を繰り返し宣言し、コンパの際にお世辞上手を脇に置くように機運が盛り上がる仕立てをした上で目標を共有するなど、徹底した刷り込みを行う。

・命を賭して従業員と企業を守る気概と責任感が必要不可欠。企業が成長発展を遂げると、闇の勢力が触手を伸ばすこともある。その時には、母鳥がヒナを襲ってくる鷹に自分から挑むように、わが子を守ろうとする。

・リーダーは能力ではなく、真の闘魂を持つ人こそが選ばれるべき。

■不況に対しての打開策
① 従業員との絆を強くする
② あらゆる経費を削減する
③ 全員で営業する
④ 新製品、新商品の開発に努める

第一次オイルショックに遭遇した際、京セラの主要製品である工業用のセラミック材料、部品は一般顧客向けのものではなく、従来からの客先に行くしかなかった。そのとき稲盛さんは「全員で営業しよう」と全社に号令をかけた。営業経験のない製造現場の人たちも営業マンとなった。
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感想

熱い。熱すぎます。あの稲盛さんが必要なのは闘魂とおっしゃっております。リーダーは能力では無くて、真の闘魂を持つ人がなるべきだとも。その通りですね。

来月も闘魂を持って全社員一丸となって、クライアント様の販路拡大・新規営業支援に貢献致します。