日本社会について

日本社会について

10月の一週目。会社の雰囲気は非常に良い。既存事業が毎月毎月伸び続けてる。やっぱり24時間365日体制が効いてるのかな。人間慣れだね。もうこの仕事のスタイルが慣れてしまって快適すぎる。

この2年間ベンチャーを経営してきた上で世の中の構造が何となくだけど見えてきた。そして確信した。日本は間違いなく格差社会だ。今後更に差が開くのは間違いない。

皆さんは天下り官僚の平均手当って知ってますか? 2000万とか3000万位だって。国会議員の平均年収は2900万円位か。公務員の平均年収は700万位。

民間で稼ぐとなると優良1部上場企業の30才とかで平均年収000万近いか。後は超ゴリゴリ光系の会社とか、投資マンション系とか高額商材の会社も稼げる。

後は起業して稼ぐか、プロスポーツ選手になるか、芸能人になって当たるか、医者、弁護士あたりか。
こっちは上記のポジションよりももっと稼げる。

で国民の平均所得が450万とかだよね。この前ブログで記載した生活保護の世帯が145万世帯。後は今の僕ら世代だと親御さんのお陰で生活できてる人達も多いよね。親が年金生活になったら自分の生活と親の面倒観れるのかな?

公的年金の月の平均支給額って、65歳から国民年金で月5~6万、厚生年金で16万、共済年金で21~22万台です。多いか少ないかは人それぞれだけど、まあこれだけでは厳しいよね。大手だったら退職金とかあるけど。貴方が稼げなかったらどうするの?

日本の制度が良いとか悪いとか言っても仕方ない。

日本の現状で稼げるポジションというのは、めちゃくちゃ勉強して官僚になるか、一部優良上場企業に入るか、自分の腕一本で勝負するかしか無い。とにかく競争だ。競争して勝ち残っていった人達が稼ぐ。どんな領域でも競争が必要だ。

競争に勝つには競争相手が少ない場所で競争する。競争相手よりも2倍3倍努力する。2倍3倍頭を使う。色々あります。ただ一つだけ言える事は何も努力しないで競争に勝つ事はありません。競争が嫌だとスタートラインに立たない人も勝てない。

いずれ僕達が年をとった時に、仮に家族が一人も居なくなって、知り合いも友人も一人も居なくなったときに貴方は自分ひとりの力でお金を稼いで生きていけるスキルを持ってるだろうか? 

既に地方都市ではメーカーの工場等が海外に移転して何百人の人が仕事を失ってる。その現状を観た事あるだろうか?しゃれにならないよ。毎月何とかアルバイトやら日雇いで何とか喰いつないでる人達もいる。

しかし、現在法改正で派遣法の登録派遣が禁止になるかも知れないとの動きが。こんなのやったら本当に更に仕事が無くなる人達が続出するだろう。日雇いは本当に困ってる人達には必要だ。実際仕事切られた人達が日雇いの仕事をしてて食いつないでる姿を観てたらそう思う。

まあ年収2900万の人達が日雇いの人達の感覚状況など解る訳が無いか。

昔小泉政権の時に国民を4層に分ける考え方があった。小泉政権が構造改革を進める際にマーケティングとして、国民をそれぞれ知的レベルで区分けしてた。

A層  
「IQ」が比較的高く、構造改革に肯定的
財界勝ち組企業、大学教授、マスメディア(テレビ)、都市部ホワイトカラーなど

B層
「IQ」が比較的低く、構造改革に中立的ないし肯定的。

構成
主婦層、若年層、シルバー(高齢者)層など。具体的なことは分からないが小泉総理のキャラクター・内閣閣僚を支持する

C層
構造改革抵抗守旧派。「IQ」が比較的高く、構造改革に否定的。

D層
「IQ」が比較的低く、構造改革に否定的。
既に失業などの痛みにより、構造改革に恐怖を覚えている層。

小泉政権は郵政民営化を進める上で上記B層にターゲットを絞って新聞やらテレビ広告を展開していって民営化に成功させた訳だよね。非難されまくってたけどね。トップが階層分けしちゃまずいよね。でも彼らはそういう認識だった訳で。

このアプローチは今でもありとあらゆる業界で起きてる事でしょう。自己防衛するには自分の知識レベルを可能な限り上げるしか無い。

話があちこち飛んでしまったが、現実というのはこういう事だ。ただ日本という国はまだ幾らでもチャンスがある国だし、本当に幾らでもやればやるだけの対価を得れる国だ。これは事実だ。

さて、僕は競争社会で生き残れる様に日々仕事して生活をしてるんだけど今後も生きてる限りはもちろんそうしていく。

では皆さん明日から良い連休を。