JA(全国農業協同組合連合会)
GW中に溜ってた週刊ダイヤモンドやら東洋経済やらをまとめて読んでたら農業に関する
特集(特にJAに関する特集)が面白かったのでシェアします。
最近上場したオイシックスさんを始めとして非常に農業ビジネスは熱そうです。
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・国内の農業マーケット年々微減ながら8.2兆円のマーケット。
・近隣のアジア市場は2020年には680兆円という巨大なマーケットの展望が見込める。
JA(全国農業協同組合連合会)
・JAグループは全国、都道府県、市町村・地域の3段階で、①代表機能・指導事業、②農作物販売や肥料・資材等の購買を行う経済事業(JA全農等)、③融資や貯金などを取り扱う信用事業(農林中金等)、④共済事業(JA共済等)を展開。
・経済事業の取扱高は約4兆2000億円。信用事業の貯金残高は約88兆2000億円
※三菱UFJファイナンシャルグループの取扱高は125兆円
・共済事業の総資産は約47兆6000億円
※生保最大手の日本生命保険の約51兆円と同規模
・組合員:969万人(正組合員472万:准組合員497万人)
正組合員:農家 准組合員:農業に従事していない地域住民。准組合員になればJA利用可能。
※農業者の為のJAはすでに非農業者が過半数を占めている。
・JAが組織を維持する上で欠かせないのが高米価の維持。JAは農家から預かった農産物を市場等で販売しその売上手数料を主な収益にする。売上数量が減少してるため、売上高を高く維持するために米価を高く維持する事が重要。
・自民党農林族はJAからの組織票の見返りに農林水産省に対して高米価の維持を求め、農水省は予算を獲得するという流れでJAは組織を維持
・組合員の大半は小規模農家。JAの経済事業は慢性的な赤字。2010年度で約2000億位赤字の模様。信用事業と共済事業で収益を出してる。この2事業で約3600億の黒字。
・小規模農家は農作物の流通・販売・事業資金の確保までをJAに依存してる為、割高な農業資材を購入したり、JAの農薬、化学肥料等を使う様にされたりしてる
(4月13日の週刊ダイヤモンドより引用)
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JAは金融機能が強いですね。上記のポイントをみるとJA以外のチャネルで農作物を販売したり、企業に販売するというニーズは大きいですね。農業系のベンチャー企業もここを攻めてるんだとうと思います。
実際JAのコメの取扱高は約20年前は2兆円規模だったのが、2010年には3分の1の約8000億まで減ってます。
我々もこういった成長分野での営業支援ができる様に動いていきたいと思います。