未経験転職・ポテンシャル採用ノウハウ㉔ 転職するか、社内異動か
◆やりたい仕事に就く方法は、転職だけではない
未経験からの転職やポテンシャル採用は、やりたい仕事に就くための有力な手段です。ただし、唯一の手段ではありません。
今の会社で、今とは違う仕事を経験する。つまり社内異動も選択肢に入ります。同じ会社にいながら職種を変えられるなら、これから先の転職市場における自分の価値を上げることにもつながります。転職はそのあとでも遅くありません。
◆「異動する術がない」と思っている方へ
そんなことは分かっているが、異動する方法がない。過去に誰も異動していないし、そういう話も聞かない。そうおっしゃる方は多いです。
海外の仕事がしたくて異動を勝ち取った方の例を紹介します。この方がやったのは、次の三つでした。
ひとつ、その部署が欲しいと思う人材になるため、独学で英語とマーケティングの勉強を始めた。ふたつ、その部署のトップに自分の考えと意欲、活かせるスキルを直接伝えて、自分の存在を覚えてもらった。みっつ、増員や欠員による社内ローテーションの選考で、自分を推薦してもらえるよう働きかけた。
準備に半年かかりましたが、結果としてその部署のトップからの指名で異動が決まりました。特別な人の話ではありません。社内異動は、順番が回ってくるのを待つものではなく、自分で取りにいくものです。
◆判断の順番は、ひとつだけ
やりたい仕事があるなら、まず確かめるのは「その希望は、今の会社の中で実現できるか」です。
実現できるなら、異動のために動く。実現できないなら、そこで転職の準備を始める。この順番で考えると、迷いが減ります。なりたい自分やりたい仕事が社外にしかないと分かったとき、初めて転職活動が始まります。
◆動く前に、「不」を解消しておく
ただし、すぐに転職と考える前に、必ずやっておくことがあります。自分のなかのモヤモヤ、つまり「不」を解消することです。
不には三つの要素があります。不安、不満、不信です。この三つのどれが自分を動かしているのかを自分で認識して、それが今の職場で解決できることなのか、できないことなのかを見極める。ここをじっくり考えることが、転職活動のいちばんのカギになります。
◆モヤモヤを抱えたまま会社を選ぶとどうなるか
不を解消しないまま会社選びをすると、新しい会社でもまた同じモヤモヤを抱えることになります。そしてまた転職を考える。この繰り返しに入ってしまう方は少なくありません。
転職を繰り返している方の多くが、この状態から抜け出せないまま迷走しています。逆にここを抜けると、自分が本当に何を求めていたのかが見えてきます。不の解消こそが、自分に合った会社と仕事に出会うための第一歩です。
◆面談では、ここから一緒に整理します
オルガロの面談では、いきなり求人をお見せすることはしません。まず、いま感じているモヤモヤがどこから来ているのかを一緒に言葉にします。その結果、社内で解決できると分かって転職しない選択をされる方もいらっしゃいます。それでいいと考えています。
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