未経験転職・ポテンシャル採用ノウハウ⑬ 自責で考える

◆自責とは、自分を責めることではない
自責という言葉には、自分の過ちをとがめるという意味と、自分に責任があると考えるという意味の両方があります。転職活動で効いてくるのは後者です。
前者、つまり自分を責める方向に振れると、動けなくなります。書類が通らないのは自分に価値がないからだ、面接で落ちたのは自分がだめだからだ。この考え方は事実を何も教えてくれませんし、次の一手も出てきません。自責と自罰はまったく別のものです。
◆他責に振れると、情報が入ってこなくなる
自分にとって都合の悪いことが起きたとき、他人や環境のせいにするのは自然な反応です。腹が立つし、その場から離れたくなります。
ただ、他責で処理してしまうと、そこから学べることがゼロになります。求人が合わなかったのは紹介した側が悪い、面接官の見る目がなかった。そう片づけた瞬間に、次に何を変えればいいのかが分からなくなります。同じ状況にもう一度ぶつかります。
◆「自分の側に、変えられる部分はあったか」と問う
おすすめしたいのは、感情を挟まずに事実だけを見る問い方です。起きたことに対して、自分の側に変えられる部分はあったか。ただそれだけを確認します。
書類が通らなかったのなら、書き方に改善の余地はなかったか。面接で伝わらなかったのなら、話す順番はどうだったか。責める必要も落ち込む必要もありません。次に変える一点を見つけるための作業です。
◆面接では、この差がはっきり出る
退職理由を聞かれたときの答え方に、この習慣がそのまま出ます。
前の会社が悪かった、上司が合わなかった。事実だとしても、これだけを話すと採用側は「うちでも同じことを言うのではないか」と考えます。同じ出来事でも、そこから自分が何を学び、次にどうしたいのかまで話せる人は、一緒に働く姿が想像しやすくなります。
これは面接のテクニックではありません。日ごろから自責で考えている人は、聞かれたときに自然とそう答えられる、というだけの話です。
◆まずは一件からで構いません
うまくいかなかったことをひとつ選んで、自分の側に変えられる部分がなかったかを書き出してみてください。感情を書く必要はありません。事実と、次に変える一点だけで十分です。
この積み重ねが、未経験からの転職・ポテンシャル採用を成功させる要因になります。
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