[読書記録】106億円が熔ける。井川意高『懺悔録』から学ぶ、仕事のプレッシャーとの向き合い方
12月になりました。
先月は、弊社の主力である営業支援事業部が創業以来の最高業績を達成しました。
しかし、これはあくまで通過点に過ぎません。
国内には200万~300万もの法人があり、マーケットは無限大です。
Web広告では届かない「決裁権者・キーマン」への直接交渉ニーズは尽きることがありません。
私たちのテレアポ手法や独自ノウハウは、MBAスクールでも学べない現場の知恵です。
そこに弊社の存在意義があると信じ、引き続き走り続けます。
さて、今週読んだ本は、ビジネス界に大きな衝撃を与えたあの一冊です。
カジノで106億8,000万円を使い込み、特別背任の実刑判決を受けた前大王製紙会長、井川意高(いがわ もとたか)氏の著書です。
『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』

この本には、名門企業のトップがどのようにしてギャンブルの沼にハマり、巨額の資金を「熔かして」いったのかが赤裸々に綴られています。
転落へのプロセス
- ビギナーズラック:
社長就任後の2008年頃、初めてのカジノで100万円が2,000万円になる大勝ちを経験。 - 「ジャンケット」との出会い:
マカオのカジノとVIP客を仲介し、資金(借金)の手配まで行うエージェントの存在。 - エスカレートする掛け金:
1回の勝負で数千万円が動く世界。300万円が7億円に、150万円が20億円に膨らむような異常な体験が、金銭感覚を麻痺させていく。 - 禁断の資金流用:
関連子会社7社から、無担保で合計106億7,000万円を借入。「個人的な事業運用」という名目で役員に電話をかければ、即座に振り込まれる体制。
最終的には毎週金曜日の夜にマカオへ飛び、食事も睡眠も取らずにカジノに没頭していたそうです。
そして、億単位の借金を繰り返す破滅の道へ。
能力が高い人ほど「逃げたくなる」瞬間がある
本書を読んで最も恐ろしいと感じたのは、井川前会長が「ギャンブル以外は本当に真面目に仕事をしていた」という事実です。
彼は決して怠惰な経営者ではなく、むしろ仕事熱心で優秀な人物でした。
しかし、巨大企業のトップとして背負う物凄いプレッシャーを感じた時、人は誰しも現実逃避をしたくなります。
その場から逃げ出したくなる。
井川さんのようにとてつもなく能力が高いと思われるビジネスパーソンでさえ、その重圧から逃げたくなるのです。
そんな時、瞬間的で刹那的な方法(お酒やギャンブル)で逃げたくなる気持ちも、人間なら分からなくもありません。
能力が高い人でも、思考が麻痺してしまうほどの快感が世の中にはあるのです。
しかし、私たちはこれを「反面教師」にしていかなければなりません。
仕事のストレスは、仕事の成果でしか癒せない
プレッシャーからの逃避は、一時的な安らぎにはなっても、根本的な解決にはなりません。
私は、こう考えています。
「仕事のプレッシャーとストレスは、仕事で成果を出すことでしか解消できない」
成果を出すために、近道はありません。
着実に目の前の課題を解決して、一個ずつ出来ることを増やしていきながら、積み上げていくしかないのです。
月曜から土曜まで全力で働き、日曜日は次の仕事の準備をする。
ストイックかもしれませんが、仕事に没頭し、一歩ずつ成果を積み上げること自体を喜びとするライフスタイルを作るしか、自分自身を守る方法はない気がします。
「積み上げる」ことの価値を、営業とキャリアに
この「着実に積み上げる」という姿勢は、私たちオルガロが提供するサービスにも通じています。
成果報酬型営業支援においても、一発逆転の魔法はありません。
泥臭く架電し、質の高いアポイントを一つひとつ積み上げることでしか、お客様の「成果」には貢献できません。
だからこそ、私たちはその「積み上げ」を代行し、お客様が本業で成果を出せるよう支援しています。
また、転職支援事業においても同じです。
キャリアに近道はありませんが、適切な環境で着実に経験を積み上げることで、必ず道は拓けます。
仕事のプレッシャーを健全な成果に変えられる、そんな「輝ける場所」への挑戦を、私たちは全力でサポートします。
この本を教訓に、明日からまた一歩ずつ、ガンガン営業していきます。