内定を分ける差はどこか|未経験転職と求人市場のいまのデータ|オルガロ

未経験転職・ポテンシャル採用ノウハウ⑯ 転職活動のポイント

◆「採用」と「不採用」の差は、思っているより小さい

採用と不採用は、その後を大きく分ける言葉です。ただ、その二つを分けている差そのものは、実はわずかです。

面接に通った人が特別に優秀だったわけではありません。採用された人の多くは、他の複数社からも内定を得ています。つまり通る人は通り、通らない人は通らない。差は能力の絶対値ではなく、伝わり方と噛み合わせのところにあります。

◆いま、求人市場で起きていること

厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」を見ると、正社員の有効求人倍率は1.00倍です。求職者1人あたり求人が1件ある計算ですが、これは「自分の希望する職種に1件ある」という意味ではありません。

同じ統計で、正社員の充足率は8.9%です。企業が求人を10件出しても、1件も埋まらない計算になります。埋まらない状態が続くと、企業は条件か要件のどちらかを緩めます。同じ求人でも、出したばかりの会社と3か月埋まっていない会社では、通る確率がまったく違います。

もう一つ、新規求人の87.5%は従業員100人未満の企業から出ています。1,000人以上の企業からの求人は1.0%です。大手だけを見ていると、市場の1%だけを見て「求人がない」と判断することになります。

◆企業が見ている三つの問い

面接でどんな質問をされても、企業が確かめたいことは結局この三つに集約されます。

ひとつ、あなたに何を求めているかが、あなたに伝わっているか。ふたつ、あなたが提示できる能力は何か。みっつ、自社が抱えている問題を、あなたはどう解決していくのか。

これまでの経験で身につけた能力と、企業が求める能力。そしてお互いの価値観と考え方。これらが噛み合ったときに内定が出ます。逆に言えば、能力が足りていても噛み合っていなければ通りません。

◆諦める理由にしないでください

転職回数、学歴、未経験、異業種。どれも通らない理由として挙げられがちですが、実際にはこの条件で内定を得ている人が常にいます。

大事なのは、自分の持っているものを正確に把握して、それが必要とされている場所に出していくことです。市場全体の話と、自分の話は切り離して考えてください。

(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」)

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