未経験転職・ポテンシャル採用ノウハウ⑦安定した企業とは
◆「安定した企業・会社」この安定という考え方は非常に曖昧です。
景気が悪くなればなるほど「安定した企業・会社」を志望・希望する人が増えます。
多くの人が現状や将来に不安を覚え、「安定したい・安心したい」と思います。
では、「安定した企業・会社」とは、どういう企業のことでしょうか?
「経営がしっかりしている・業績が良い企業・会社」とよく聞きますが、「経営がしっかりしている・業績が良い」とはどういうことでしょうか?
従業員数が1万人・売上が何百億円あれば、「経営・業績がしっかりしている企業・会社」でしょうか?
「安定した企業・会社」の姿を、より具体的に考えていくと、その定義は曖昧ですし、人によって安定の定義が変わります。
◆知名度は無くても、高シェアを誇るサービスを展開している中小企業へ転職
弊社に登録されたとある20代の方は「安定した企業にポテンシャル採用・未経験での転職をしたい」と有名企業ばかり転職志望していました。
弊社では、その方に「安定した企業とは何ですか?」と尋ね、改めて具体的な「安定した企業」の条件を聞き出しました。
その方が考える「安定した企業」の条件として、「営業体制がしっかり構築できている会社」という返答をされました。
そこで弊社では、ITの広告分野でニッチな市場のシェア率が高く、営業体制が新規・既存顧客対応としっかり体制を取っている会社を紹介しました。
この会社は、知名度の低いベンチャー企業です。
20代の方が考える「安定した企業」の条件(営業体制がしっかり構築できている会社)を揃えており、ニッチ市場でシェアも高いサービスを展開しております。
最終的にこの会社で業界未経験ではありましたが、ポテンシャル採用による内定通知を受け取る事が出来ました。
◆不景気な時期は、「安定した企業」というイメージが強い大手有名企業に応募が殺到し、転職競争率が上がります。
大手企業の採用倍率は非常に高いです。新卒の時を思い出してください。名前がある企業の競争率は凄まじいです。
また、今は「安定した企業」と呼ばれていても、このコロナの影響もありますが、どうなるか解らない状況です。
今は特に旅行・観光・飲食・交通系の企業が非常に業績が厳しい状況です。誰もこんなことは予想できませんでした。
安定の定義は、将来どんな時代になったとしても、ビジネスマンとして生き残れる力を身につけれる状態ではないでしょうか。
これまでの「安定した企業」という曖昧なイメージを捨て、より視野を広げればポテンシャル採用や、未経験での転職成功のチャンスも広がります。