夜回り先生

夜回り先生

たまたま、仕事で調べものをしてたら夜回り先生こと、水谷先生が新聞社の企画でコラムを書いてる記事に遭遇した。記事を読んで泣いた。

是非、一度目を通す事をお勧めする。http://www.chunichi.co.jp/article/feature/yomawari/

僕が読んだコラムを紹介する。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 私は、先週全国各地を講演で回っていました。青森県の八戸市での講演をスタートに、大阪へ、そして京都で大学の授業をし、北陸に入りました。北陸では、福井県と金沢市で講演をしました。その福井で、一人のすてきな少女と出会いました。

 私は、福井市を訪れるのは、半年ぶりでした。久しぶりの福井市、私は平日ですが、夜回りをしました。わざと、いつもより早く夜9時に、福井駅の前
から、夜の街を制服を着た子どもたちや、中、高校生風の子どもたちに「早く家に帰れよ」と呼びかけながら、街を歩き回りました。そして、夜の11時ごろ、
最終電車にすべての子どもたちを送り込もうと、福井の駅前に行きました。そこで私は、驚きました。一人のどう見ても中学生か高校生にしか見えない一人の少
女が、たむろしている高校生風の私服の子どもたちに、「ほら、早く帰ろうよ。もう最終の列車だよ。頼むよ。みんながそうやって、ここで夜たむろするから、
私たちの定時制高校は、いつも大人たちに誤解される。頼むから帰ろう」、そう必死に声をかけていました。

 私は、今まで18年間夜回りを続けてきました。日本中のいたるところで。確かに、お年寄りたちが、夜の10時ごろ、警察の人たちと、夜の街をたむ
ろする子どもたちに、声をかけている姿は、何度も見たことがあります。でも、知事や市長、議員や私の仲間であるはずの教員たちが、大人たちが、一人で声を
かけている姿は、一度も見たことがありません。ましてや、小さな少女が。私も、彼女のそばに行き、子どもたちと、彼女と話しました。最終電車の出発時刻の
ぎりぎりまで。

 たむろしていた子どもたちが言いました。「こいつ、生意気なんだ。おれたち定時制高校の生徒だけど、こいつは、生徒会の役員。いつも口うるさい。
でも、こいつは、うちらの夢なんだ。成績はいいし、今度は、珠算の全国大会に出るんだぜ。おれらのホープだよ。それに、本当におれたちのこと、心配してく
れるしさ」その少女とも話しました。「夜回り先生、会いたかった。私は、お母さんと2人暮らし。高校は、昼の学校に行っていいよってお母さんに言われたけ
ど、お母さんを助けたかった。今は、昼と学校が終わってからの夜、一生懸命働いてるんだ。そしてね、お金をためてる。大学に行きたいんだ。そしてね、先生
になりたい。夜回り先生みたいな先生に」

 私は、ちょっとだけ涙を流しました。そしたら、子どもたちもちょっとだけ目が赤くなっていました。いい出会いでした。私は、過去や今にこだわらず、明日のために生きる子どもたち、大好きです。この少女は、私の大切な宝物です。

?

?

オルガロの完全成果報酬型営業支援サービスとは?

オルガロの安心信頼の転職支援サービスとは?